トークセンと言えばタイ製。しかし、いまだにタイ製は品質にばらつきがあります。つい最近もB品を複数つかむ羽目になりました。
そこで、高くつくものの、絶対の安定性がある日本製・国産のトークセンがあったらいいのではないか?という事で発注しました。
最初の課題はサイズ素材です。サイズは手持ちのコーン(木槌)とリム(杭)を参考に決めました。
素材は、杉(スギ)檜(ヒノキ)では柔らか過ぎてトークセンには不向きです。硬い木でなければなりません。そして、どうせなら日本の木を使いたいという事で、まず考えたのが樫(カシ)の木材です。

樫のトークセン


そうしたら今度は珍しい木で作りたいという事になり、探すとパープルハートという木をYouTubeで知りました。紫色の珍しい高級木材です。これはカッコいいという事で追加。

パープルハートのトークセン


そして職人さんと話してお勧めを聞くと、楓(カエデ)=メープルを勧められたのでそれもお願いしました。他が特化しているものだったので、とにかく安定しているものも欲しかったのです。

楓(カエデ)=メープルのトークセン


次にとにかく硬い木を使いたいと思ったので、探していると、100年腐らない木と言われているウリンという木材を見つけました。ウッドデッキに使用される木で、塗装無しで100年使われているものもあるという話なので、長く使うならこれだと思い、ウリンも追加。この4種類で発注しました。

日本の職人はやっぱり凄い!

届けられたトークセンは、品質の安定性がタイ製とは段違いでした。タイ製は不安定なものが多過ぎました。
タイ製でもマカウッド、チーク、紫檀などの高級品は良かったのですが、それ以外はどんな木材を使っているのかさえ曖昧で、日本人の感覚では、理解できないレベルです。
日本製のデメリットは高い事と、無塗装という点です。塗装まではやっていないという事なので、オイル蜜蝋で私が仕上げました。安心・安全の天然素材のみです。
これらの良さは、汚れた時に、ヤスリで削ってオイルなどを塗れば、修復できるところです。特にパープルハートは紫外線で色が変わるので、色を戻したい場合は少し削る必要があります。ウレタン塗装等ではヤスリがけがなかなか困難だそうです。
10年単位で使う事が前提であれば、オイルフィニッシュ蜜蝋仕上げがいいと思います。

塗装についてもタイ製は分からないところがあります。
タイ製トークセンで、どんな塗装をされたかが分かるものは手元に一つもありません。
お客様の皮膚に直接触れて使う場合は、今回作った日本製のトークセンが安心です。

日本製トークセンの値段は?

価格を書いていない事に気付いて最後に書きますが、
樫、メイプル、ウリンは15000円。
パープルハートは18000円でメルカリにて購入できます。
アマゾンでの出品は少し後になりそうです。
ガチの職人が作ったトークセンを是非試してみて下さい。

P.S 職人さんの人柄

実は見積もりを色々なところにお願いしました。最初から現実的な値段を提示してくれるところなんて無いだろうと思っていたからです。実際に1セット30000円近くの見積もりを出してきた業者もありました。
今回お願いした職人さんは、真っ先に電話をかけて頂いた上に、色々丁寧に気さくに話を聞いて下さりました。
話した感じで「この人の”作品”を使いたいなあ」と純粋に思いました。
企画の時、会って発注した時、そしてトークセンが届いた時のワクワク感で、凄く良い経験が出来ました。木材によるトークセンの違いも勉強になりました。
この感動を共有出来たらなと思います。