タイ古式マッサージのトークセン(木槌療法)は効果があるのでしょうか?肩こりや腰痛に効くのでしょうか?

トークセンの良いところ

トークセンにしかできない刺激とアプローチがあります。
これが一番良いところです。振動でほぐす施術は他にはありません。誰でも、力が無くても、子供でも奥に振動を届けられます。気軽に出来る事が何よりの利点です。

例えば鍼治療でも奥にアプローチできます。しかも、鍼は直接的なアプローチです。これは鍼の良い点です。トークセンでは鍼ほど直接的ではありません。
しかし、鍼は刺してはいけない場所が幾つかあります。そして子供では絶対にできません。
このようにどの手技が良いかではなく、どういう使い方をするかの問題です。

何年も続く肩こり、腰痛…。トークセンがこれらを治す救世主になりえるのか?ここが気になるところでしょう。
先に述べた通り、完璧な施術はありません。
「鍼なら治るかもしれない。」「トークセンはまだ試していないから、これなら効くかもしれない。」このように考えがちですが、そういった考えでやってもなかなか良くなりません。

セルフケアや運動、最低限の筋力も必要ですし、睡眠時間や休養も必要です。それらをせずに、その分をトークセンで補う事は不可能です。
では、それらを行ない、改善に向かっている場合、どういった時にトークセンの施術が合致するかという話になります。
そうなると、”安全に身体の奥にアプローチをしたい時”が一番合っていると思います。
独特なリラクゼーション効果もあるので、リラックスにもいいです。
ただ、リラクゼーション効果は他の施術も大抵ありますから”安全に身体の奥にアプローチをしたい時”がメインかな。

施術家が使うタイミングは?

私がトークセンを導入した時は、振動による矯正効果を期待していました。そういった背景もあり、使うタイミングは、”あと一歩ほぐしたい時”です。
関節の歪みに対してアプローチして、更にほぐしたい時。
コリの塊(硬結)を更にほぐしたい時などに使っています。
だから、いきなり使うという事はほぼありません。
これは施術をする人によって違うと思います。

まとめ

トークセンは良い施術ですが、魔法の施術ではありません。何でも治るというものではありませんが、
身体の奥にアプローチして欲しいという時に向いているので、奥が気になる時は是非施術を受けてみて下さい。