ストレッチで調べている方達は、肩こりや腰痛の予防・改善の為に調べているのがほとんどですが、その次に多いのが、ダイエットや美容効果を目的に取り組もうとしている方です。ストレッチのダイエット効果、美容効果がどれほどのものか解説していきます。

ストレッチがおすすめな理由

私がストレッチをお勧めする理由をまず述べてみます。
ストレッチにより筋肉を緩め、可動域を広げられます。

例えば、下に落ちた物を拾おうとした時に、もも裏のハムストリングスが硬いと、もも裏が伸びないので腰を曲げてしまいます。しかも、もも裏が硬い人は大抵が腰も硬いので、事あるごとに腰をイジメ続ける事になります。
ストレッチでもも裏の柔らかさが保たれて入れば、腰の負担が減ります。基本はこの考えです。
第一段階がゆるんで体の負担が減る事です。負担が減ることによってリラックス出来たり、運動能力が向上したりというように先があります。
ストレッチは手軽に出来て、なかなかの効果を期待できるので私はおすすめしています。

ダイエット目的のストレッチ

ストレッチをダイエットの為に取り組む理由として一番腑に落ちたのがストレス解消です。
ストレスが溜まり、過食になり太るというなら、ストレッチでストレス解消をすれば、ストレスが減り、過食も減るという論理です。
これは凄く納得のいく論理ですが、しかし、どちらかというと予防的な意味ですよね?体重100キロの人が60キロまで落としたい時にストレッチだけでどうにかなるかというとこれは無理だと思います。

美容目的のストレッチ

美容目的のストレッチは、一定の効果はあると思っています。
身体がしなやかになり、動きが柔らかければ美しく見えます。ストレスが減れば肌にもいいです。確かにそうなのですが、間接的なんですよね。
あと美しさの定義が人によって違い過ぎるのも難点です。模範解答としては、必要な筋肉が付いていて、しなやかで動きの良い身体がスタイルが良く見えるのですが、それもストレッチのみでは無理です。

一番の問題点

これまで説明した通り、ストレッチだけで効果が出るという事はありません。
ストレッチで検索すると、続くのが肩こり、腰痛、ダイエット、美容です。
効果があるからそうなのでしょうか?いいえ、違います。
肩こり、腰痛、ダイエット、美容という事に興味があって、


「ストレッチくらいならできるだろうから調べてみるか。」

これが本音だと思いますがいかがでしょうか?そういう需要があるから、みんな需要に合わせて記事を書いているのです。
本当の事や辛辣な事、そして共感を重視しない記事は、読まれません。
簡単なストレッチで痩せたい。その夢を見せてくれる記事を見たいだけの人が多数なので、
ブロガーのターゲットは、
「痩せたいと言いつつ、筋トレも有酸素運動もしたくない。ストレッチくらいならやってもいいかな。」
という舐めた考えの人です。他の記事を見て下さい。ストレッチだけでは痩せないという事実を上手くはぐらかしている記事がほとんどです。
本当に痩せたいのでしょうか?本気で美容効果を求めているのでしょうか?
最終的に「飲んで痩せるサプリがあればなあ」となったところに怪しいダイエットサプリを買わせて儲けるのが定石です。
いいですか?稼げるから、ストレッチで痩せるかもしれないという夢を見せているだけです。

本気で痩せる方法

これからは、本当に痩せるために必要な事を書きます。
まずは1.筋トレ。これは当然です。この事実から逃げないで下さい。

そして2.有酸素運動。これもキツいですが100キロの人が60キロになるには絶対に必要です。

3.バランスの良い食生活。これも当たり前です。好きなだけ食べて痩せるのは無理があります。

4.規則正しい生活。過労は避ける事
日本では、あらゆる面でこれは保障されているはずです。
時間が無いという言い訳は無し。本当に時間が無くなる程に過酷な労働環境であれば、まずは労基署に相談です。
「時間が無いから無理」で終わらず、時間が無い原因も解消していかなくてはダメです。それで一時的に良くなっても、ずっと負担が続きます。

全部をまとめていえば、自分の身体の扱いを上手くするという事です。
死ぬまで一緒の自分の身体を上手く使うというのは、自分にしかできないし、
取り組んで一番リターンが大きいのが自分の身体への投資です。

まとめ

ストレッチだけ、筋トレだけ、食事だけで解決させようとする記事は本気にしないで下さい。見る側の都合の良い事を並べて勘違いさせて稼ぐ為にやっている人がほとんどです。

全て改善する。必要な事は全てやるという姿勢が大切です。
ストレッチの効果自体は高いですが、万能ではありません。
利点をよく理解して、ご自身の人生に役立てて下さい。

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