タイ古式マッサージの木槌療法、トークセンで使用するハンマー(コーン)と杭(リム)を通販で購入。そこで失敗をすると、トークセンの良さを知らずにトークセンから離れてしまう可能性もあります。
そこで、今回はトークセンの購入時に失敗しない為に気を付ける点を解説します。

1.サイト自体

どの通販サイトで購入するかは、意外に重要です。Amazonメルカリ等の大手通販サイトであれば、様々な面で信頼できると思います。しかし、海外から直接送るタイプ等は、様々なトラブルが想像できますので、個人ではやらない方がいいと思います。
何日も待って届いたはいいけど不良品だったという事もあり得ます。そうなると非常に時間とお金と労力がかかります。
また、ホームページ上で販売しているサイトもあります。
結構良い物が売られていたりします。しかし、まともなサイトかどうかは実際に買ってみないと分かりません。
結構探してみましたが、現在の情勢のせいもあってか、品切れが多いです。2021年2月現在で、早く手元に来るのはAmazonメルカリだと思います。

2.品質表示

品質表示があるかどうかは非常に重要であると考えています。
まず品質がしっかりと書かれていないという事は、素材が不明であったり、合材だからというのがほとんどです。仮に仕事で使うのであれば、しっかりしたものを使った方がいいと思います。
家庭で使うなら良いですが、対価を貰ってやるものです。
寿司職人が包丁にこだわるように、仕事で使うのであれば、トークセンの質には気を付けたいものです。
そして、現在の使い心地と効果は、どの素材だからかというのが分からなければ、上達は難しいので、問題点を見つけた時に対処できるように質は知っておいた方がいいです。
マカウッドは硬く、音の反響がかなりあります。
対してチークは、軽く、反響する感じは小さいです。これが良い音かどうかは人によって感じ方はかなり違うようです。
以前の記事で、高いトークセンの方が良い音だと書きましたが、最終的には好みで分かれます。
素材による違いが分かれば、繊細で弱い刺激で施術をしたい場合はチークで、ガッツリ入れたい場合は紫檀というように使い分けもできます。

3.木材の不安定さ

トークセンの素材は木材なので、当然ですが、多少の傷や、色ムラ、割れは大抵あります。これらはむしろ個性として楽しんだ方がいいかもしれません。
単純に仕上がりの問題というのも勿論あります。しかし、ほとんどのトークセンが海外製なので、日本の職人のレベルを想定すると落差に驚くかもしれません。私が購入した中で、仕上がりが良いと思ったものはやはりチークピンカドのトークセンです。

4.値段とスピリチュアル系の問題

購入する時は価格も重要です。タイ古式マッサージというものは、スピリチュアルな面もあるので、そういったもので値段が膨れ上がっているケースも良くあります。
トークセンと言えば、”雷に撃たれたタマリンドの木”というお決まりがありますが、タイの先生が言うには、高いだけで意味は無いとの事です。どうせならと思って私もそういう物を探してはみたものの見付かりませんでした。タイの現地で歩き回らないと見付からないでしょう。そういった状況なので、それにこだわると数万円します。それなら本紫檀という超高級木材もあるので、それでいいのでは?と思います。

5.どのようなセットがいいか?

どうせ買うなら即戦力ですよね?コーンで違うのは材質くらいです。問題はリムです。リムは形状が色々あります。これによって施術が大幅に変わるので吟味したいところです。
私が手にしてみてお勧めするのは、ピンカドコーンチークリム3点セットに、Y字リムダンベル型リムです。これだけ揃えれば間違いないでしょう。

このチーク平型リムは小さいので、細かな施術が可能です。
何よりも扱いやすいです。Y字のリムは、背骨に沿って叩くだけでいいので楽だし、他の施術との親和性が非常に高いです。
指圧師や、鍼灸師のように違う施術でもとりあえず背骨に沿って叩くのであれば、すぐに使えます。
今まで鍼しか使わなかった。手技のみだったという場合は、なかなか器具を使うのにハードルを感じますが、ワンポイントから始められます。
そしてダンベル型は、お腹にもいいですし、何気に腕の施術におすすめです。腕は神経に当たってビリっとなりやすいので、当たる面積が広い方がソフトな当たりになります。

まとめ

トークセンを買うならまずはピンカドチークのセット、Y字リムダンベル型リムを購入するのがお勧めです。
Y字リムダンベル型マカウッドの物がほとんどです。ダンベル型ピンカドの物を見つけましたが、それ以外はなかなか見付かりません。見付けた方は是非教えて下さい。