既存の整体院やリラクゼーションサロン、各種治療院でトークセンを導入したい。講座やスクールで学ぶのが王道だろうなと皆さんが思うはずです。でもちょっと待って下さい。本当に必要ですか?

貴方は既に施術のプロですよね?

初心者であれば講座やスクールで学ぶのもありだと思います。
もしくは一からトークセン(木槌療法)を学びたいとか、タイ古式マッサージの基礎から学びたいというのであればスクールに行った方が早いと思います。もしくは弟子入りですね。
しかし、あなたが既に経営者であり、ベテランであるならば、何らかの目的があって導入したいはずですよね?
私もそうでした。

トークセンのベースは今の施術

ここで私がトークセンを導入した経緯をお伝えしようと思います。私の施術はリラクゼーションの手技です。マッサージではないけれど、マッサージ屋さんと認識されているアレです。
施術をして整体の先生とも技術交流をしてみて、私の施術には矯正の能力が薄いと思いました。今までの考えでは、本人のセルフケアにより、自然に矯正されるものという認識でした。

しかし、施術をするにつれて上達したくなるものです。
どうにか関節や体の深部にアプローチできないかと考えていました。本人のセルフケアが重要という認識は変わりありません。
どちらかというと自身の技術向上に対する渇望です。

そんな時に、アクティベータという器具を見付けて、これで調整というのもいいと思いました。
これも良い器具で、良い施術だと思いますが、何しろ高いのと、機械的なのが気になりました。これはただの好みですが、もっと単純で、原始的な道具での施術が私の好みです。そこで「ハンマーで叩く施術があったよな。」と思い出し、調べてトークセンに辿り着きました。
つまり、元々がアクティベータのように調整用で使うつもりでトークセンに目を付けた訳です。
トークセンをやりたいとか、受けてみて良かったからという訳ではありません。
この器具ならやろうとしている施術ができると思って導入したのです。だから私のトークセンは我流です。

プロなら自分でできる場合もある?

もしもあなたが、技術を身に着けて、独立した人であれば、今の施術ベースで、あなたの施術に適したトークセンの使い方を自分自身で開発できるはずです。何がしたくてトークセンに目を付けたのか?これが重要だと思います。
しかし、単に技術に目移りしただけであれば、完璧な施術なんてないので期待はしない方がいいと思います。
鍼灸師であれば、鍼やお灸の代わりにトークセンで叩くという事も可能ですし、柔道整復師の接骨院であれば、電気の代わりに…と使い方の雰囲気はかなり変わるはずです。
私の場合は、リラクゼーションサロンなので、コリ・硬結にリム(杭)を当てて叩くというような使い方です。今までより更に一歩ほぐせるようになりました。よく考えると、施術で深追いする事が無くなりましたね。
同じ系統の手技でしつこくアプローチしていたものをトークセンに代えるだけで効果は変わってきます。だから早々に諦めてトークセンを使うようになったのです。

怖いのはノウハウコレクターになる事

もちろん本筋のトークセンの技術を身に着けたいのであればスクール講座なんですよ。かくいう私も後々学びたいとは思っています。
しかし、技術を身に付けて独立開業したのに、施術自体をした事が無い人と並んで学び、仕事も休んで治療院を閉め、高額な受講費を支払うのでしょうか?そこまで余裕がある施術家がどれだけいるのでしょうか?しかもこの情勢が加わっています。
ノウハウコレクターにはなっていませんか?
日本のトークセンに関して私は、ツボ押し棒くらいに広まって欲しいと思っています。
よくよく立ち返って見ると、道具はコーン(木槌)とリム(杭)だけ、言わばただの木です。(木と言っても奥が深いですが…)
こんな原始的な道具だからこそ使い方は無限大です。そして、気軽に始められるものだと思っています。原始的な道具だからこそ、壁を感じずにすんなり始めて欲しいです。そして、裾野が広まってスクールもどんどん盛況になって欲しいです。
施術家は先にどんどん使い始めて欲しいのです。

トークセン無料web講座開催!

色々書きましたが、触りだけでも無料で知りたいという方の為に、無料のweb講座を作りました。読むだけで初心者がトークセンを始められるようになります。
読むだけなので是非ご覧下さい。