高級トークセンの素材であるパドックとパープルハート。特徴的な色と耐久性により、楽器や家具として人気が高く、様々な分野で使われています。高級なだけあって、価格は高額です。適当に試す訳にはいきません。
そこでタイ古式マッサージの木槌療法、トークセンの道具として使った場合の比較をしてみたいと思います。
パドック製トークセンの解説
パドックはアフリカ原産の木材です。高級バーのカウンターに使われていそうな深い赤色です。同じマメ科でアジアの高級木材カリンと特性がかなり似ています。
アジアはカリン。アフリカはパドックという事になっています。平均的にカリンよりパドックの方が硬いようです。
ヤスリがけした時に同じ香りがします。硬く、叩くと高音が出ます。表面に穴のようなものが見えますが、これは、導管といって水分を吸い上げる器官です。虫食いとかではなく、必ずあるものです。
凸凹に見えますが、ヤスリがけをしてあるので触った感じはツルツルです。
ツルツルなので、トークセンとしては使いやすい部類だと思います。更にパドックに関して知りたい場合はこちらも材木屋さんの動画を参考にしてみて下さい。
パープルハート製トークセンの解説
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https://www.amazon.co.jp/ノーブランド品-purple001-日本製トークセン-超希少パープルハート3点セット-日本の名工作/dp/B0926WWWXK/ref=sr_1_4?__mk_ja_JP=カタカナ&keywords=パープルハート+トークセン&qid=1636614467&sr=8-4
パープルハートは、南米原産の木材です。非常に個性的で美しい紫色です。日に当たると色が段々とワインレッドになっていきます。色を戻したい場合はヤスリで削ると戻ります。
表面はサラサラとした感じです。パドックと同様に、ヤスリでとことん削ってオイルと蜜蝋が塗ってありますが、サラサラです。トークセンとしてはかなり硬く、音も高音で良いのですが、場合によっては衣服やタオルに引っ掛かりを感じるかもしれません。しかし、物凄く気にした状態で感じる程度です。
少なくともパドックのようなツルツルではありません。イタウバのしっとり感とも比べてみると、明らかに違うので、もしかしたら油分が少ないのかもしれません。パープルハートについても以下の動画をご参照ください。
パドックVSパープルハートの勝敗
硬さ(重さ)は、誤差程度ですが、若干パープルハートの勝利です。
滑らかさはパドックの勝利。
珍しさや唯一無二の存在感はパープルハートの勝利。
という事で、今回はドローという感じです。
最終的に色の好みで大きく左右されると思うので甲乙付け難いです。
私は最初、パープルハートのトークセンが絶対に欲しいと思っていました。だからパープルハートは私の肝いりです。
もしもあなたが施術のプロであれば、このトークセンを是非、購入して使ってみて下さい。