施術の前に~ほぐれやすい受け方~
そもそもの話ですが、どんな施術でも効果が半減するような受け方があります。ほぐれやすい受け方さえできていれば効率的に施術を受けられます。旅行先で施術を受ける際にも役立つと思うので、以下の事をぜひ覚えて頂きたいと思います。
・なるべく予約をして時間の余裕を持って受けましょう。時間の余裕が無い状態でセカセカして受けていたらほぐれるものもほぐれません。準備に会計、行き来の時間等を考慮すれば、前後10分ずつの誤差を考慮する必要があります。そう考えると30分のコースでも50分~60分を一日の中から捻出する事になるのですが、時間が無い方は、それだけの時間を行き当たりばったりで決めていたら時間的にもっと追い込まれますよね。
予約来店の場合、まともな施術家であれば、予約時間までの間に今までの施術からの流れで、施術をどのように組み立てるか考えます。この差は大きく、いきなりパッと始める施術よりいいのは明確です。これは予約来店の大きなメリットです。

例えば、あっさり塩ラーメンが好きでそれが食べたいのに、敢えてこってりとんこつラーメンのお店に入って、「脂っこくて不味い」等と言うのはおかしいですよね。同じように、矯正をするお店で「矯正はしないで下さい」とか、ストレッチのお店で「ストレッチは苦手だからしたくありません」というのはあまりにも失礼です。特に好みが偏っているような方は要注意です。
また、どのような目的で施術を受けるのかによっても違いますよね。日頃の疲れを癒したいだけなのか。改善まで目指すのか。健康より先のより快適な身体を目指すのか・・・お店の特色を理解した上で、自分の目的をはっきりさせてから受けましょう。
・施術を受けないという選択肢もあります。
1. 施術を受けて痛くなり、強いトラウマがある
2. 男性に対して不安感や恐怖感がある女性
3. カルテに個人情報を絶対に書きたくない
こういった方が来店されると非常に困ります。1 の場合で、身体に触れただけなのに恐怖で力が入る方がいましたし、私が雇われで働いていた時には、2 の場合で飛び込み来店、男性スタッフが出ると「女性はいないんですか?男性はちょっと・・」という方も非常に多くいました。予約で女性希望と伝えておけばいいのですが、それもせず、でも敢えて男性スタッフの施術を受けて当然不満そうな顔で帰ります。
3 の場合は自分の事を知られたくないような相手に施術で身体に触れられるので、そういう精神状態では最初から上手くいくはずがありません。施術を受けないという選択肢もあるのです。古今東西で、自分で行う養生法、健康法は多岐に渡ります。そいったものでほぐすという選択肢もあるのです。 下調べもろくにせず、たまたま見かけたお店に入って各種トラブルに遭うケースもニュースで目にします。施術を受けないという勇気を持つ事も必要でしょう。
・施術前後の飲酒・喫煙これは全てを台無しにします。施術の前後の飲酒は危険です。喫煙については、20分後に予約をして、「じゃあ、一服してから行こう。」と煙草を吸うと、一番ほぐれずらい状態で受ける事になります。
・施術中は息を止めず鼻呼吸。力を抜いてリラックス。口は軽く閉じて、舌先を上の歯の付け根に軽く当てて鼻呼吸をして下さい。これをしなければ、口側に空気が漏れて鼻呼吸がスムーズにできません。身体に圧力がかかった時は息を止めず、なるべく吐いて下さい。施術中は完全脱力です。施術者に腕や足を持ち上げられる時に自分で持ち上げたりせず、施術者に任せましょう。
・施術後は水分をしっかり補給。温め過ぎない。施術後はしっかり水分を摂って下さい。施術後は熱いお風呂につかり過ぎると処々の異常が出やすいので、控えて下さい。