最近は、タイ古式マッサージの技術の一つであるトークセン(木槌療法)。そのトークセンを導入する柔道整復師が本当に増えました。

今から始めても遅いかな?と思う人もいるかもしれません。
しかし、トークセンはまだまだマイナーな技術なので遅くはありません。
それどころか導入すれば、接骨院の特色になり、施術の売りになると思います。


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トークセンは保険治療の限られた時間で力を発揮します

保険治療の時間は限られています。
その中で効果を出さなければいけないので、整体やマッサージ、リラクゼーション系と違って余裕がありません。
60分間じっくりほぐせるのであれば、奥のコリまでアプローチできますが時間がありません。患者さんが自由診療の時間を増やしてくれればいいですが、保険治療の範囲を超えて高くなるのを極端に嫌う人が多いと思います。

そもそもですが、順にほぐさなければ奥のコリをほぐすのは難しいです。
しかし、硬い人ほどやりづらい上に無茶な要求もされます。

トークセンの振動であれば、それらの障害を無視していきなり振動を奥まで飛ばせます。

トークセンの初期費用は圧倒的に安い

集客の為、他と差をつける為、より効果を出す為に非常に高額な機械を導入する接骨院も多く存在します。複雑な精密機械を使う事がそれに繋がるか疑問に思う方も多い事でしょう。
トークセンは、タイの民間で使われてきた技法です。歴史がエビデンスとなっています。原始的な道具なので価格も低く抑えられます。
主要なセットはおおむね1万円以下で揃えられます。

トークセンは誰でもすぐに使えて導入は簡単!

ウリンのコーンとリム

民間で使われてきた技術なので導入は簡単です。特に柔道整復師は体の構造も知っていますし、触診能力もあります。
コリにリム(杭)を当てて、コーン(木槌)で叩くだけなので、使い始めればすぐに感覚はつかめると思います。
それでも心配な場合は、リム(杭)の形状を変えたり、素材の木の種類を変える事により使い分けが簡単にできます。

左からパープルハート、黒檀、欅、タモ、パドック

トークセン導入におすすめの道具を紹介

トークセンを導入しようと思って、道具を購入する場合、何から買っていいか分からない人がほとんどです。
とにかく安く、まず始めるならタイ製のトークセンがお勧めです。

木材の種類はほぼ一種類です。
ローズウッド、紫檀、グラナディロ、マカウッドなどと色々な呼び方はあるもののほぼ同じ木です。硬くて比重が1.00を超える硬い木で、日本で買うなら倍以上の値段になる木です。安く良い木で、とにかく始めるならうってつけです。

デメリットは仕上がりがどうしても日本製と比べた時に見劣りする点です。
歪みが大きく、木の品質も気にせず使っている感じです。
塗装も大量生産用のウレタン塗装です。傷や剥がれが起きた時の修正は大変だと思います。

長く使いたくて、互換性と種類の多さが欲しい場合は、ウリンの日本製トークセンセットがお勧めです。

ウリンという木は100年腐らない木と言われていて、雨ざらしでも100年腐らないほど非常に丈夫な木です。リムの種類も多く、日本製なので歪みも少ない仕上がりです。また、塗装は天然の蜜蝋ワックスによる仕上げです。

傷ができてもやすりで削り直すのが容易です。基本的にアルコールの使用はNGですが、どうしても使いたい場合は、表面を拭いた後にオイルや蜜蝋を塗って仕上げれば何年も使えると思います。

そして一番使いやすいリムはY字型の2点打ちリムです。これを使って背骨の両脇を上から下まで叩くだけでもかなりの効果が期待できます。
やる事が決まっているのですぐに導入できると思います。

接骨院でのトークセン導入まとめ

まだまだ導入は遅くありません。特に木の種類によって使い分けている治療院はほぼ皆無なので、その辺りを広げていけばまだ誰もできていないような施術を確立することも可能です。今すぐトークセンで他の治療院と差を作りましょう!


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