インディアンローレルはタイでメジャーな硬い木材です。 別名で、アジアンウオルナット、ターミナリア、ロクファー等とも呼ばれています。

今回は、木材としてのインディアンローレルを調べた方かもしれないので軽く筆者の自己紹介をします。

・整体師としての施術歴15年のセラピスト
・タイ古式の木槌療法であるトークセンの道具の性質が、木材によって違うかもしれないという事に目を付けて研究を開始
・トークセンの道具は約60種類使用経験あり
 

ダンベル型リムについての解説はこちら

トークセンの道具としてのインディアンローレルは?

木材としてのインディアンローレルは、見た目や丈夫さなどの方が重視されると思いますが、トークセンの道具としては響きがどうかという事の方が重要です。

響きに関してはマカウッドと大きな違いは感じられません。比重も0.8~となっていて同じような領域です。黒くてコーティングされているタイプのマカウッドは明らかに違いますが、2点打ちのY字型リムのMサイズはインディアンローレルとそっくりです。むしろ塗装による違いの方が大きい気がします。

日本では高級木材のインディアンローレル

インディアンローレルは日本では高級木材なので買うと高いです。
世界三大銘木のウオルナットに似ているので、アジアンウオルナットとも呼ばれていますが、ウオルナットよりも硬いです。だから家具や道具としては優秀です。

トークセンの基本の3点セットで手にできたものは、赤く塗装されている物のみです。日本で一番売れているマカウッドのセットよりも丸っこくて、かわいらしい見た目です。
マカウッドの3点セットと比べてコーティング感は無くニスっぽい感じで、オンタイマッサージスクールのトークセンと似た感じですね。

ダンベル型が使いやすくてオススメ!

私としては、インディアンローレルのトークセンではダンベル型の面打ちリムがお勧めです。くびれが真ん中ではなく、端に寄っているので、グリップが良いです。安定していて非常に叩きやすい。日本製でも作ればよかったと思っています。


魅力的な点はやはり価格ですね。日本製と比べると圧倒的に安いです。木材自体も良い素材です。
ただし、仕上がりまでも考慮するとやはり日本製が良いです。赤く塗装されたトークセンは、表面のガサツキ感が気になります。
しかし、逆に日本製を使っていて、「ツルツルし過ぎじゃないか?」と思う事もあります。まあ最終的には馴染んできてしっくりくるのですが…
ちなみにダンベル型は全て塗装によって滑らかになっているので気になりません。

後は好みでしょうか。

安く本場の雰囲気を味わいたいならタイ製でしょうね。日本のタイ雑貨のお店も安いからこそ買いに行くという人が多いのではないでしょうか。

インディアンローレルのトークセン道具まとめ

インディアンローレルは有用な木材です。マカウッドと並びタイではメジャーなトークセンの素材となっています。
現在、タイ製のダンベル型リムを購入する場合、ほぼインディアンローレルとなります。

特殊なリムを使い始めるかどうかで悩む方が結構います。
60種類以上のトークセン道具を使った私としては、迷っていても結論は永遠に出ないので、まず使ってみて欲しいです。
うまくいかなくても道具が合わないだけという可能性もあります。そもそも道具というものは人の行動を補助するものです。自分の目的に合った道具を選んで使う事により、人は繁栄してきました。


一種類の彫刻刀だけを渡されて彫刻をしろと言われても難しいですよね?


トークセンもコーンと、点打ちリム、ライン打ちリムだけでなく、ダンベル型を含めた面打ちリムや、Y字型の2点打ちリムは、最初から使用してもいいと思います。


自分の技術を気にして、踏み出せない人も多くいますし、教える側も基本がもっとできてからと言って歩みを止めてしまう事があります。
自分に教えた人の顔色をうかがう為にトークセンをやっている訳じゃないですよね?
ほぐしたい人がいて、ダンベル型を使ったらもっと違った効果が出せそうなら使った方が良いです。そもそも施術自体がトライ&エラーです。
良いと思って施術をしても意外に効果が出なくて、次回修正するという事はよくあります。
トークセン自体を辞めて、カイロを習い始めたり、操体法を習い始めたり…といった方向に行く方が問題です。

これはリムの形状だけでなく、トークセンの素材もそうです。
素材が原因か?と思ったら、違う素材も試してみて下さい。